狩宿の下馬桜
4/12撮影
下馬桜とチラッと富士山
種類は赤芽のシロヤマザクラです。
ヤマザクラは葉とともに咲くので、この日が満開だったと言っていいと思います。
桜の足元に、白い芝桜とチューリップ が咲いていました。
有名な桜の木のもと、小さなチューリップが健気に見えました。
日本五大桜とは
1922年10月12日に国の天然記念物に指定された5つの桜を指す呼び名で、
狩宿の下馬桜はそのうちのひとつなのです。
石戸蒲ザクラ(埼玉県北本市)
三春の滝桜(福島県田村郡三春町)
山高神代桜(山梨県北杜市)
狩宿の下馬ザクラ(静岡県富士宮市)※駒止めの桜とも
根尾谷の淡墨桜(岐阜県本巣市)
「狩宿の下馬ザクラ」においては後に特別天然記念物に格上げされている
※ウィキペディアより
1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際、馬から降りたところとされた事から
狩宿の下馬桜と呼ばれるようになった。
また下馬の際、桜に馬をつないだとも言われている。
そのため『駒止めの桜』という別名も存在する。
樹齢は800年を超え、かつては樹高35m、幹回り8.5mの巨木であった。
しかし度重なる台風などの影響で弱っており、最盛期の姿は拝めない。
開花時期は4月中旬である。
江戸幕府第15代征夷大将軍である徳川慶喜はこの桜についての歌を詠んでいる。

あわれその駒のみならず見る人の 心をつなぐ山桜かな
生きる時代が600年以上違う歴史上の大人物ふたりが
この桜に心を寄せていた事を考えますと
実に感慨深いものがあります。
800年もの時代を、現役で見続けてきているんですよね。
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